こんにちは。名古屋市中区新栄にある、銭田治療院千種駅の前院長
理学療法士、鍼灸師の銭田智恵子です。

今回は、多くの痛みの原因となるFascia、それに大きく関わると考えられる、ビタミンCとコラーゲンの代謝について触れたいと思います。

銭田治療院千種駅前では、痛みの改善や日常生活でお困りのことをサポートしています。
手術以外の保存療法としてできることを最大限行います。そのため、さまざまな症例の患者様に対応しています。

症状は、骨折や手術前後の痛み、傷口周囲の痛み、頭痛、腰痛、関節痛、血管、神経の痛み、などさまざまです。その中でも、レントゲン上異常がないといわれたのに、痛みがある、よく眠れない、と身体全体が緊張している状態になっている方もいらっしゃいます。そのような患者様には、痛みの原因となるFascia(ファシア)を中心とした治療を行います。

Fascia(ファシア)は、頭痛、肩こり、腰痛、関節周りの痛みなどの原因となることが多く、筋膜を含む結合組織を指し、筋膜性疼痛症候群(MPS:Myofascial Pain Syndrome)をさらに広げた概念となります。

当院の所属する 一般社団法人 日本整形内科学研究会では、「Fascia(ファシア)は、筋膜、靭帯、関節包、血管、神経、脂肪組織、などの結合組織の線維成分」と定義しています。

Fascia(ファシア)の成分には、コラーゲンが含まれています。
コラーゲンは、細胞と細胞の間でも、細胞群である臓器と臓器の間でも、重要な成分です。細胞と、臓器を支持して固定する結合組織の主役となっています。

ビタミンCは、コラーゲンの代謝過程においても、代謝に関わる酵素の働きにも必要とされます。コラーゲン分子ができあがるまでにビタミンCは、何段階にも必要で、ビタミンCがないとコラーゲンは全くできません。

コラーゲンは、人体をつくるたんぱく質の1/3を占める最も重要な物質です。
それは、血管壁、骨、皮膚にもあり、全身にあるといえます。
その代謝をコントロールするのがビタミンCとなります。
また、コラーゲンは、たんぱく質の一形態であるので、高たんぱく食が必要となります。

たんぱく質やビタミンCの不足による病気は多く、コラーゲンの異常を通して現れるものとして、ぎっくり腰、床ずれ、ヘルニア、胃下垂、腫物、静脈瘤が挙げられます。
手術のあとの創部、骨折の治癒にもビタミンCは必要で、大量摂取で治癒が促進されます。
その他、抗ウィルス作用、がん、動脈硬化、糖尿病の予防、公害病、精神病、老化についても効果が認められています。

必要なビタミンCの量は、一般的には、1日1000mgとされていますが、個人によって必要量は異なるそうですが、尿中に排出されるため、5g~10gなどの大量摂取でも問題ないとのことです。
大手術後、骨折後などは、治癒過程において大量にビタミンCを消費するため、大量摂取が必要とされています。

⇒上記、ビタミンCとコラーゲンについての参考文献(三石巌著『ビタミンC健康法』)

ビタミンCと高たんぱく食を摂取し、コラーゲンの代謝を促進することは、筋膜を含むFascia(ファシア)の痛みの改善にも有効であると考えられます。
お肉や魚は食べていても、食品から必要量のビタミンCを摂るのは難しいので、サプリメントで補うことをお勧めします。

銭田治療院千種駅前での治療や、こちらからお伝えする日々のセルフケアにおいて、Fasciaに適切な刺激することからも身体の調子を整えることに加えて、栄養面も意識していくことで、体質の改善のスピードも上がることが期待されます。

今後も、継続して快適な生活を送ることができるようサポートさせていただきます。

≪お知らせ≫
10月22日(月)より、銭田治療院千種駅前で施術を受けられた方に
ビタミンC(15日分)をプレゼント! (先着30名)
普段ビタミンCを摂れていないという方は、ぜひこの機会に、お試しください。
すでに摂れているという方は、少し多めに摂取していただく機会にされてはいかがでしょうか。