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「非特異的腰痛とは・・・原因不明の腰痛のことを指しますが、最近は筋膜性疼痛症候群(MPS)が原因の腰痛が含まれていることがわかってきています。」 | 銭田良博ブログ

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社長ブログ180608

腰痛は、鍼灸マッサージ治療院にお見えになる患者様の中で、一番多い疾患です。
腰痛の原因は様々です。整形外科疾患やスポーツ傷害としての腰痛の割合が一番多いのですが、婦人科疾患、産前産後の腰痛、股関節痛・膝関節痛・背部痛・腹部痛・肩関節痛・顎関節(あご)が元の原因の腰痛も存在することがわかっています。

 

銭田治療院には昔から、ぎっくり腰の方が年末年始にいらっしゃいます。年末年始はどこも医療機関が休みであることが、当院にいらっしゃる一番の理由だと思いますが、正月休みになって突然に腰痛を起こしたり、年末年始の掃除や重いものを運んだりしている時にぎっくり腰を起こしたりされている方が多いです。

 

ぎっくり腰は、筋筋膜性腰痛と言われています。非特異的腰痛の中で、筋筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome; MPS)が含まれていることがわかってきています。どちらも、筋膜が共通点であり、筋膜はFasciaの一部です。

デスクワークや運転により、長時間同じ坐位姿勢でいらっしゃった方、スマホやiPadをやりすぎて腰痛(肩こりも含む)になってしまった方、顎関節症から腰痛を併発してしまった方、なども治療院にお見えになります。皆さん、病院に行ってレントゲンを撮ってもらったが異常がなかった、と一様におっしゃいますが、これらはFasciaに痛みの原因があることが多く、レントゲン・CT・MRIでは写らずエコーで評価しないとわかりません。

 

ぎっくり腰は急性腰痛であり、Maluse(またはmisuse; 誤った使い方)がその原因です。MPSは、それ以外にoveruse(使い過ぎ)やdisuse(使いなさ過ぎ)が原因であることも考えられます。これらの原因は、銭田治療院に初めていらっしゃった時に、充分な時間をかけて問診をすることで把握することができます。逆に言うと、問診を充分に行わないと原因が掴めないものと私は考えています。それから、痛みが起こる動作を試して(痛みの再現)、整形外科テストを行い、全身の関節の関節可動域の検査(自動運動・自動介助運動・他動運動)を行います。次に、臨床的触診により顎(あご)・頚部・肩・背部・股関節・膝関節・足関節の圧痛の有無を、筋膜を含むFasciaの深さを考慮しながら確認します。そして、圧痛のある部位をボールペン等で印をつけ、反対側の痛くない同じ部位にも印をつけ、エコー評価を行います。

このような流れで、腰痛の部位を評価(見立て)して治療方針を決めます。
治療内容は、鍼治療(エコー下Fasciaリリースを含む)と運動療法(徒手療法によるFasciaリリースが中心)・ストレッチングを実施します。これらの治療で腰痛が緩和したら、レッドコードセラピーによる全身運動およびバランス運動、生活指導・セルフケア方法指導・リスク管理方法の指導を行うことで、腰痛の再発予防を行います。

 

銭田治療院での腰痛治療は、以上のようにして行っております。この方法で、椎間板ヘルニアやすべり症、腰部脊柱管狭窄症、変形性腰椎症、スポーツ傷害、婦人科疾患に産前産後の腰痛の症例を経験させていただいております。

 

腰痛でお困りの方、お気軽に銭田治療院にお問い合わせください。お待ちしております。

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