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首こりに対するセルフケア(自分でできるリハビリ)について | 銭田良博ブログ

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(内容)

・首こりの原因について

・私の治療後に患者様に必ずお伝えすること

・安静について

・自分で行うお手入れ(セルフマッサージ)の方法について

・ソマセプトとお灸について

 

2月13日(水)に放映された、NHK「ガッテン!」で放映された首こりの原因である後頭下筋群に関するブログをアップしましたが、

https://chiryo.zenita.jp/zenitablog/archives/653

https://chiryo.zenita.jp/zenitablog/archives/737

首こりをお持ちの方からの問い合わせが数件ございました。

同業者の方からも、たくさんの方にSNS(Facebook)でシェアしていただきました。

どうもありがとうございます。

 

今日は、首こりに対するセルフケア(自分でできるリハビリ=お手入れ)についてお話させていただきます。

 

・首こりの原因について

首こりの原因は、目の使いすぎとパソコン作業などのデスクワークが多いです。目の使いすぎは、携帯・iPad・パソコン・テレビを見る時間が現代の日本人は老若男女問わず長くなっている傾向にあります。

仕事でパソコンを長時間見なければならない場合は、連続で1時間以上は見ないようにして途中休憩を入れてもらうようにアドバイスしています。その他の機器も同様です。

それから、仕事でパソコン作業を行う場合は、机のパソコンの位置を左端や右端に置くのではなく、正面に置いてもらうようにします。

そして、パソコンの画面(ディスプレイ)の向きと目の距離を合わせて、長時間同じ姿勢でも疲れないようなポジションを探す工夫をします。

 

 

・私の治療後に患者様に必ずお伝えすること

セルフケアを行う際に、私が一番注意して患者様にお伝えすることは、キュア(治療)とケアの違いです。

治療は私達セラピスト(治療者)が行うのであって、自分で自分のことを行うのはケアですから、早く治そうと思ってやりすぎないようにして欲しい、と必ずお伝えします。

自分自身でケアをすることで、私達が治療した後の治療効果が持続することや、仕事や首こりの原因に対して予防することで疲れにくくすること、が一番の目的です。

そこをしっかり理解して、以下に述べるケアを行ってください。

 

 

・安静について

私は、治療が終わってから患者様に対して、首こりの方だけでなくほとんどの症状があっても安静(休むこと)はあまりお薦めしていません。

逆に、あまり休むことはしないで普通通りの生活を送ってもらうようにお話することが多いです。

なぜか?というと、仕事などの代わりができる状況でないのが基本的な立場と考えており、私は患者様が仕事やその方の社会的役割を果たすために治療をさせていただいている、という考えです。

安静にして休むのではなくて、ゆっくりお風呂に入っていただくことと、安静というよりも夜に深く眠ることが大切だと考えています。

 

 

・自分で行うお手入れ(セルフマッサージ)の方法について

首こりの時には、自分でセルフマッサージすることが、一番良いセルフケアの方法です。

行う部位は、頭皮全体・こめかみ・後頭骨の髪の生え際のところ・頚椎の骨(棘突起)の周り・そして僧帽筋です。

自分で行うときは、痛くなるまで強く行わないでください。

痛いくらいの方が早く治ると思って、そのようにされる方が多いのですが、まったく逆です。

自分で行うマッサージの時間は、1箇所3分から5分以内にしてください。

電動マッサージ機(器)を使用する場合は、だいたい10分から20分で1サイクルが終わるように設定されていますが、それが終わった時に決して時間を延長しないでください。

電動マッサージ機(器)をやりすぎて、かえって体の調子が悪くなり、リハビリに通ってくる方が時々いらっしゃいます。ご注意ください。

家電量販店で売っている低周波などの電気治療機器なども同様です。

必ず、取扱説明書を読んで適切にお使いいただき、やりすぎないようにしてください。

 

 

・ソマセプトとお灸について

湿布(シップ)や塗り薬は、首こりにはあまり効果がないことが多いです。

それは、原因が後頭下筋群という深い場所にあることと、湿布や塗り薬は炎症を抑える作用があるのですが、首こりはあまり炎症が起こらないからです。

それよりは、ソマセプトの方が有効です(参考URL:https://chiryo.zenita.jp/menu/menu_item/)。

ソマセプトは、筋膜を含むFascia(ファシア)を緩める効果があることが、論文(つまりエビデンスがある、ということです)にて証明されています。

ソマセプトを貼る場所は、お買い求めいただく治療院の先生に必ず貼る場所と貼り方を教えてもらってください。

最近は、東京大学医学部附属病院リハビリテーション部門の粕谷大智先生が、お灸に関する本を出版されていますが、天柱・完骨・風池にお灸を行うと良いと思います。

(天柱・完骨・風池の位置は右URL参照https://chiryo.zenita.jp/zenitablog/archives/653

私は、お灸はせんねん灸をお薦めしています。

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